ゆるゆるカフェ|円滑なWeb 運用のできるCSS設計&制作を考えよう

8月1日 ゆるゆるカフェ・レポート

『Web制作者のためのCSS設計の教科書 モダンWeb開発に欠かせない「修正しやすいCSS」の設計手法』著者、谷 拓樹さんをお招きしてゆるゆるカフェ「円滑なWeb 運用のできるCSS設計&制作を考えよう」を行ないました。

Index

1.勉強会の内容
2.ターゲットの問題
3.スケジュールの問題
4.企画の問題
5.準備の問題
6.これからのゆるゆるカフェ

1.勉強会の内容

ご案内ページにて参加者には『CSS設計の教科書』の3章までを事前に読み進めて頂くようリクエストしました。勉強会は朝・昼・夜の部と3つに分けて行なっています。

パート 内容
朝の部
10:00〜11:30
HTML/CSS の基礎講座を開設し、午後の学習に向けて、基礎力及び環境設定の確認。担当:ゆるカフェ・Web 制作チーム
昼の部
13:00〜18:00
ソースコードを組む個別ワーク&グループ検証を2ラウンド行ない、谷 拓樹氏によるCSSの設計の講義
夜の部
18:30〜21:00
懇親会。親睦を深める時間であると共に、有志によるLT大会を織り込む。
谷 拓樹氏|株式会社 サイバーエージェント
谷 拓樹氏|株式会社 サイバーエージェント

2.ターゲットの問題

ゆるゆるカフェではどなたでもご参加頂ける会として活動を続けてきていますが、昼の部はWeb コーディングの中上級者を対象とした内容であり、ある程度のHTML/CSS の理解を前提とした展開を想定しました。

そこで朝の部はその基礎講座と位置づけ、HTML/CSS 初学者への対応を図りました。ゆるカフェ・Web 制作チームが担当しています。『CSS設計の教科書』の3章までを読み進めて頂いた方にも、HTML/CSS の基礎を振り返って頂いて午後の個別ワークに臨んでほしい狙いがありました。

ゆるゆるカフェは現在3つのスタイルを三ヶ月に一度の割合でローテーションさせながら企画を実施しています。

Style(型) 内容
スタンダード テーマも講師も決めないで、課題持ち寄り型のWeb 制作勉強会
プロフェッショナル テクニカルなテーマを取り上げて行なう。常勤講師:三柴誠一郎氏(34デザインねっと)
デラックス ゲスト講師を招いて「Web サイト設計」またはそれに類するテーマで行なう。

今回は「デラックス版」です。デラックス版は「Web サイト設計」またはそれに準じるテーマを題材に実施してきました。直近の実施事例です。

日程 ゲスト講師 テーマ
2014年11月 谷口 允氏(H2O Space. Co., Ltd.) 実際のWeb サイトをグループワークで設計しよう
2015年2月
*日程都合により1月末日に繰り上げて実施。
後藤 賢二氏(よつばデザイン) 会社サイト、飲食店のWebサイトの設計を考えてみよう
2015年5月 長谷川 恭久氏 ブログの運営を考えてみませんか?

デラックス版はこれまで主に上流工程を取り扱い、一般の方でも参加できる間口の広い展開を図ってきました。今回はある程度の技術的なスキルを要求するセッションとして展開していきました。

3.スケジュールの問題

メイン・セッションである昼の部は13時スタート。18時までの5時間で「CSS設計」の勉強を完結させてみたいという意図がありました。

企画を重ねていく段階で、個別ワークは1回から2回となり、1回の時間も30分から45分へと変更。さらにそれぞれワークごとにグループで意見交換する時間を取り入れて、セッションごとの関連づけを図りました。

ゆるゆるカフェ|オリエンテーション
ゆるゆるカフェ|オリエンテーション

それでも実際のワークではさらに少しずつ時間が足りなくなり、ゆるゆるカフェの目玉になってきました画用紙プレゼン(画用紙をスライドに見立てたグループ内での参加者全員によるプレゼン・セッション)は割愛せざるを得ない状況がありました。

夜の部の懇親会でのLT大会において、昼の部での画用紙プレゼンでの発表者も取り入れていく展開を想定していましたが、実際は有志によるLTでお楽しみ頂く時間として過ごしました。

もし今回のボリュームでゆるゆるカフェを行なうとしたら、個別ワークを朝の部でも行なっていくことが望まれます。今回はゆるゆるカフェのターゲットの視点から、朝の部は基礎講座に徹しましたが、今後の課題として検討していく必要があります。

4.企画の問題

これまでのゲスト講師ともそうでしたが、事前の企画を入念に重ねました。ゆるゆるカフェの主旨をご理解頂き、ゲストにどのように関わって頂ければ、参加者の皆さま共々充実した時間を過ごせるのかを検討しました。

ゆるゆるカフェは参加者あってのイベントです。ご参加頂く皆さまの主体的な関わりがあって成立する参加者全員によるトークイベントです。「デラックス版」ではさらにゲスト講師がイベントに華を添えて頂きます。

谷 拓樹氏|ゆるゆるカフェにて講義中
谷 拓樹氏|昼の部にて講義中

ゆるゆるカフェは一ヶ月に一度の勉強会を続けて6年目に入りましたが、今年は「チームづくり」をテーマに活動を進めております。

黙認し続けていた(?)ゆるゆるカフェ・サイトのリニューアルにもきちんと手を入れてみたい状況がありました。そうしたタイミングで、サイトリニューアルを目的に今年の2月にゆるカフェ・Web 制作チームを立ち上げてみました。

初めはイベントと制作チームの活動を並行して別々に行っていました。先月より少しずつ制作チームの動きの中に、イベントを取り入れる試みを始めています。先月は「プロフェッショナル版」において、Git の勉強会を行ないました。

今月は谷 氏をお迎えして「CSS の設計」を学ぶ機会に恵まれました。ゆるカフェ・Web 制作チームでのリニューアルを進めながら、チームとしてのスキルを確かなものにしながら制作を進めてみたいと思いました。

ゆるゆるカフェ・Web 制作チームは通常の(?)制作チームですが、ゆるゆるカフェで立ち上げた制作チームです。ゆるゆるカフェに関わって頂くすべての皆さまと共に、スキルアップしていきたいという願いもあります。

5.準備の問題

元々ゆるゆるカフェは個人で始めた勉強会です。今もそうですが、とくに組織的な活動にしているワケではありません。企画も差し支えのない限りでFacebook グループで企画の段階からオープンにしています。

昼の部にてゆるゆるカフェを説明中
昼の部にてゆるゆるカフェを説明中

2010年3月に「セルフ・ブランディング」をコミュニティのスローガンとして掲げました。WordPress の勉強を重ねながら、行き着いた次のテーマはゆるやかに他者とつながる、またはゆるやかなコミュニケーションを図られる勉強会でした。勉強会の目標であると同時に、ゆるゆるカフェという勉強会自身もまたゆるやかに参加者同士でつながっていける場として運営をしていきたいと思います。

ゆるゆるカフェが継続的な運営を図ためにはいくつかの課題があります。その一つがスタッフの存在です。当日スタッフはこれまでもイベントの都度募集をしてきました。いつも当日の参加者の中から心ある方々に助けられてイベントを無事に開いて来られました。今回は直前でしたが、Facebook のゆるカフェ・グループ内で、前日スタッフの募集を(その前の日となりましたが)行ないました。

それに伴ってゆるゆるカフェのブログで準備リストを公開しました。「ゆるゆるカフェの準備・備品リストを公開します」ゆるゆるカフェの勉強会スタイルをもっと多くの方に知ってほしいという願いがあります。その運営ノウハウを公開するという意味においても、必要な動きとなります。

6.これからのゆるゆるカフェ

「チームづくり」をテーマに今年は動いているゆるゆるカフェ。これまで参加者のスキル・立場・方向性を問わない勉強会を行なってきました。

Web 制作チームによるプロジェクトを基軸に、イベントを組み立て直してみて、一つには参加者ターゲットをより絞ることでイベントとしての新たな価値を提供していける可能性が見え隠れしています。

朝の部|ゆるカフェWeb 制作チームによるHTML&CSS 基礎講座
朝の部|ゆるカフェWeb 制作チームによるHTML&CSS 基礎講座

さまざまな属性の人たちを対象に行なうというスタイルを継続していくとすれば、現在の3つのゆるカフェ・スタイルを組み合わせていけばいいと思いますが、三ヶ月に一回というローテーションがもし緩慢なものであるとしたら、月に一回ほどは足を運びながら、自らのスキルをアップデートしてほしいという、ゆるカフェ当初の願いを実現するとしたら、別の体制の枠組みも視野に入れた活動を行なっていく必要があります。

今回「ゆるカフェ・Web 制作チーム」での動きを基軸にイベントの展開を図り始め、必ずしも段取りが十全とは言えない状況もありました。

イベント当日の2週間前にゲストの谷さんに初めましてメールを送り、谷さんの心温まるお力添えのお陰で本イベントは成立しました。

「常連」のメンバーの中にはラストまでついていけない方々もお見受けしました。基礎力重視を怠ることはできません。

その一方で(講師も含めて)主催当事者がワクワクした企画にならないと、それは当日の参加者にも伝わらないという気持ちで臨んでいます。結果的にその内容が然るべきターゲットを絞ってしまうものであるとしたら、企画の在り方を見直していく必要があります。

ゆるゆるカフェでは画用紙プレゼンが大切な意味を持ち始めています。そのセッションを割愛しなければならないほど、時間調整を行わざるを得ない状況があるとしたら、それはやはり企画全体の見直し、またはゆるゆるカフェの展望を改めて振り返る必要があります。

ゆるゆるカフェの今後の展望を踏まえてイベントの在り方を考察してみて、今回のようなターゲットを絞ったイベントの展開は大切な動きになっていくことが想定されます。

これからもお力添え頂けるゲスト&講師の皆さま、前日&当日スタッフの皆さま、制作チームのメンバー、そして何より当日の参加者の皆さまにご理解とご協力を仰ぎながら、新しいゆるゆるカフェにステップアップを図っていきたいと思います。

次回のゆるゆるカフェは9月5日(土)にスタンダード版を予定しています。ご案内は以下のメディアにてご覧頂けます。
ゆるゆるカフェ・公式ページ
モバフ新宿アイランド
Facebook ページ
Facebook グループ
・Twitter:@yuru2cafe ( 旧 @yuru2jp から移行中 )

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